【北アルプス】はじめてのアルプス山行記 燕岳編part1
今回は2018年7月下旬の北アルプスでのテント泊縦走の様子を写真とともにお届けします。
詳細な記録は取っていなかったので登山紀行としてアップしていきます。
僕にとっての初めての北アルプス。
平成最後の夏の山歩き。
まずは『燕岳編 part1』です。
燕岳 2763m
「つばめだけ」
と、読んでしまうのが誰しもが通る道でしょう...自分も言わずもがな、でした(笑)
「つばくろだけ」が本当の名前。
※昔から地元の人々の間では「つばくらだけ」とも呼ばれてるらしい。
本格的に山登りを初めて3年目、「はじめての北アルプス」をどこにしようと悩んで決めたのが初心者に人気の燕岳でした。
どの山にするか決める上で
を重視して考えた結果、絞られた場所が常念山脈でした。
燕岳の登山口である中房温泉から合戦尾根を登り、そこから燕岳を南下して蝶ヶ岳まで縦走し、上高地へと下りるコースです。
(ちなみにもうひとつ悩んだのは裏銀座←こっちは表銀座を歩いた後に行く方が価値があると判断して次回にしました)
ちなみに上記の「テント泊がしやすいテント場がある」ですが、ひとつ注意する点があります。それは後ほど。
さて、ではここから北アルプス山行記です。
仕事を終わらし、一度家に帰りシャワーを浴び支度をして竹橋へ。
都内から各方面に路線がある『毎日あるぺん号』の登山バスを利用し、燕岳の登山口、中房温泉に向かいます。
受付の近くにはファミリーマートがあり、イートインのコーナー、コンセントを挿す場所も完備。
早めに行って腹ごしらえしながら待つのも手だなと思いました。
登山バスは普通の高速バスでした。
耳栓、アイマスクはあった方がいいです。
6:00頃、中房温泉到着。
6:20 登山開始
気分ルンルンで山登りをはじめたものの、途中暑さと疲れから写真をほとんど撮らず...
それどころか一眼レフをザックにしまい、撮ることを諦めました...
というのも、合戦尾根コースは非常にハイカーが多く、渋滞までいかなくても自分の前後に常に多数の人が列をなすように登っていました。
登るのが速い人も入れば、ゆっくり登る人もいます。
また、後ろの人のペースが気になってスピード上げてしまったり、、、なかなか自分のペースを保つのが難しく感じました。
9:00 合戦小屋に到着
2時間40分くらいで到着ということで初心者としてはまあまあ速い?
合戦小屋と言えばこれですよね。
1切800円!
高いか安いか、いやいやいや、、、こんなところでキンキンに冷えたスイカを食べられる幸せ。
汗だくの疲れた体に、美味いのなんのって!
種ごと頬張り尽くして、ごちそうさまでした。
写真のはカットしてもらったものなので、一人前はもっと大きいです。
合戦尾根は山好きには知られてるように、「北アルプス三大急登」のひとつに数えられ、初心者にとってはとても登りごたえがあります。
夏の暑さも相まって、、、頭から額からまぶたから滝のように汗が落ち、テント泊装備の荷物はずっしりと身体を押さえつけます。
合戦小屋を過ぎると残り1時間ちょっとの行程です。
「うわああああ、槍が見えたっっっっっ!はじめてまして!!」
間近で槍ヶ岳を見たのは初めてです。
合戦尾根を登っている間はアルプスらしさというものがなかったので、普段の見慣れた山を登っている矢先にいきなり憧れていた景色が現れたような感じで、とても不思議な感覚になりました。
目的地まであとちょっと。
距離的には大したことないのに、それ以上に歩みが重かったのを覚えています。
燕岳の特徴的な花崗岩の白い肌を見せはじめます。
山の上に山小屋が見えてきました。
ゴールが見えてるのに最後の最後、足が進まずきつかった。
みなさんもお疲れモード。
ゴールは見えてるので、もうここは牛歩の如く、ゆっくり登ります。
そして...
...
10:45 やっと着いたよ、燕山荘!
4時間30分くらいで着きました。
到着後すぐにテント泊の受付を済ませ、テン場に。
無事テントを張り終えました。
燕山荘のすぐそば、ぎゅうぎゅうでしたが初のアルプスのテン場、最高です。
ちなみに、上記に書いた『テント場でひとつ注意する点』というのは、場所の確保です。
燕山荘のテント場は、大きくはなくキャパシティに限りがあります。
それでいて大人気の山。
なので、休日など多くの登山客でにぎわう日はテント場が埋まってしまう可能性が大なのです。
実際この日も、僕が到着して1時間後くらいにはもう張れる場所がなくなってました。
どこのテント場でも言えますし、登山している方々からすれば当然ですが、基本早い者順です。狭いところなら尚更、とにかく早めに登って(安全第一ですが)場所を確保することが大事だと思いました。
燕山荘のテント場は1名1泊800円、幕営のキャパは30張程度です。
テントを張った後は、北アルプスの稜線沿いをずっと眺めていました。
「ついに来たんやなぁ...」と。
最高の景色です。
今回は燕岳編 part1ということで、燕山荘までの山行記でした。
つづきはまた後日に。